海外視察・研修
保健医療と多様な性(SDGs3と5)を学ぶ高校生研修プログラム(2020)
2020年12/13-12/14の2日間、高校2年生(42名)を対象に保健医療と多様な性(SDGs3と5)をテーマにタイのNGOとオンラインで繋いでHIV/AIDSやLGBTsの当事者から話を直接聞いて学ぶ研修プログラムを実施。(元々はタイに行き、ラオス国境沿いでHIV/AIDS等の地域保健に携わるNGOと交流する研修旅行でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、学内での実施となりました)
13日のプログラム
シェア=国際保健協力市民の会の西山さんを講師に迎え、HIV/AIDSの学習とワークショップを経て、午後はReBitから講師をお招きし、多様な性のあり方について学びました。
14日のプログラム
14日は、ラオス国境沿いでHIV/AIDS等の地域保健に携わるタイのNGO・HSF(Health and Share Foundation)とオンラインで繋いで、HIV陽性者やLGBTsの実際の当事者から話を聞きました。生徒からもたくさんの質問が寄せられ、それに一つずつ丁寧に答えていただきました。最後にまとめとして、初日にHIV/AIDSとLGBTsに対する生徒のイメージを書き出し、2日間のプログラムを通じて、そのイメージがどのように変化したかを比較するセッションを設けました。「怖い」イメージが多かったHIV/AIDSも、プログラムを通じて「コントロールしていける」といったポジティブなイメージに変わったり、「性の多様性は人の数だけある」「普通を自分基準で決めつけてはいけない」などLGBTsを切り口として多様性の本質に出会う機会になったようです。