12月に高校生対象のタイ研修旅行を学校といっしょに企画しています。12月にはタイの教育NGO等を訪問する予定ですが、事前学習として日本における子どもの貧困や教育格差について学習する時間を設けています。

6月22日(土)に事前学習がスタート。公益社団法人CFC(チャンスフォーチルドレン)から講師をお招きし、「日本における子どもの貧困と教育格差」についてお話しいただきました。日本における相対的貧困の現状(100人いて約14人は相対的貧困の家庭)、そして、日本の教育格差は、学校内ではなく学校外で生まれていること。だからこそ、実態がなかなか見えづらい現状などお話しいただきました。

CFCがサポートしてきた若者からは、「家族以外に支えてくれる人がいることが何よりも励みでした」という声も。

質疑応答では「公的な支援が行き届かないのはどうしてか?」、「相対的貧困はなくならないのでは?」といった鋭い質問が寄せられました。

講師からの回答では…

「個別支援に対して税金を投入することにコンセンサスが得られていない現状がある。NPOの寄付財源では支援できる範囲は限られている。最近、CFCと共同で渋谷区で税金を投入してサポートすることが始まった。」

「社会全体の階層の中で定義される相対的貧困はなくならないかもしれないが、それに対してどのようなサポートの網の目を張り巡らせることができるのかが問われている。相対的貧困があるからと言って、それが必ずしも、かわいそうで不幸なわけではない。相対的貧困とは別に幸福度という尺度もある。」

とのこと。なるほど、納得。

困難な状況をどう感じるかは当事者にしか分からないことかもしれませんが、周りにいる私たちが勝手に「かわいそう」と思うのではなく、「いったい自分たちに何ができるのか」と考えていくことが大切かもしれないと、講演を聞いて感じました。

これから数度にわたって事前学習を行っていく予定です。本番までの半年間がとても楽しみです!!